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見倣うべし、「なでしこジャパン」の一致団結(2011女子サッカーW杯)

 いつこんなに強くなったのだろう。サッカー女子「なでしこジャパン」。が、まだまだ技術的には、打ち負かした相手の国々の選手たちよりいくつも劣る。例えば、ハットトリックを演じたチームの柱、澤穂希選手でさえ、1対1でボールを奪われ、易々と相手に抜かれて後を追う。体型的に足の長い相手だからというのは言い訳。そういう体躯的条件を込みにして、技術は総体としてあるのだから。それにしても何故強い、「ナデシコジャパン」は。一体その強さの理由は何だろう。
 しかし、それも実に簡明・平易なことだ。秘訣は、ただひたすらの一致団結の一本道にある。男子サッカー・ジーコジャパンが2006年W杯で無残に敗れた時、あまりの不甲斐なさをなげいて、日本社会から日ごと年ごとに薄れゆく一致団結力の欠如を敗因として挙げ、その対比として見事に一致団結した「なでしこジャパン」を挙げてみた(『ジーコジャパンの敗因』琅19号)。その後、いつの頃からか、“一致団結”を金科玉条のように言い出す風潮が男子サッカー選手たちはおろか、政治家諸君の間にさえ広まったが、しかし、見るところ、男子サッカー選手の試合ぶりや、政治家諸君の政争ぶりからは、一致団結など言葉の上だけ、無残にも未だ遠しといわざるを得ない。彼らの多くは、隙あらばシュートを放って名を挙げんとの色気がからだごとにじみ出し、(能力・技術を越えた)身の程知らずの雑言・暴挙(シュート)に出て、あたらチャンスをつぶし、組織の弱体化にのみ貢献している。比べて、此度もなでしこジャパンの各選手は抑制のきいたチームプレイで、皆ひとしく決定的チャンスを待ち続け、つくりつづけ、そして時機到来に際しては、誰が打つのも自由平等、ここぞとばかりにゴールを狙う。たとえはずれたとしても、見ていて実にすがすがしい。そんな中で、逸材の若きFW岩渕真奈選手など、少し過剰な連携意識が災いし、むしろ好機に身を退き気味で、惜しくも功名のシュートチャンスを逃すなどしているが、それもよし、我が身の立ち位置、他との関係性の中でもまれ苦悩してこそ、やがて必殺の技術も身につくというもの。今のなでしこジャパンのメンバーはみな然り,こうして首尾一貫、過去から未来に渡って「一致団結」。かくして、我が身と周りを最大限に活かす技術と力、即ち「連動性」と「連帯力」を培ってきたのである。1試合1試合、なでしこジャパンの試合ぶりは、勝っても負けても、個の力、全体の力を常に体現して見せてくれる。ほれぼれするチームである。
 比べてどうだろう。男子サッカーチーム、そして政党というチーム。多くは言うまい。気の利いたげな見映えのする戯れ言を吐く前に、まずは我が身を省みて、猛省すべし。ザックジャパンなど大きな期待など持てようはずもないし(ただし、監督は優れているようだが)、まして政党諸君には、絶望する、ちょうど、ロシアが、日本の政治無能力をついて、北方領土共同開発案など持ち来たし、4島の実効支配はおろか、名実ともに永久領土化する妙策を打ち出してきた。政治の、また政治家の、彼我の資質の差はあまりにも歴然としている。ロシアを無法というは容易いが、国際政治というもの(とりわけ武力戦争が出来なくなった近未来の国際戦争では)、かくなるものであろう。哀れや日本。これが男子サッカーごときのものなら、素人評論して笑って傍観できるが、現下、日本国は、あちらこちらで、原発事故災害ならぬ、政治災害に見舞われている。心しよう、国民、一人一人……。と呻吟する昨今である。
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宗内 敦(カラーピラミッド)

Author:宗内 敦(カラーピラミッド)
教育・文芸同人誌『琅』発行人
「書肆彩光」代表者
日本教育心理学会会員
日本ペンクラブ会員
”下記の著、拍手・コメントを頂戴した方に贈呈いたしたく。ご希望あれば、ご連絡下さい。”
 ☆『二言、三言、世迷い言』(書肆彩光 1012)
 

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